インターネット回線の速度が遅いと何が不便?
インターネット回線の速度が遅いと様々な面で不便になります。たとえば調べものをするのにスマホやパソコンで検索をするけれども、なかなかページが開かないなんて問題が発生します。
他にもLINEで電話をしたいが通話がとぎれとぎれになるなんてこともあるでしょう。もちろん動画を視聴するのにもなかなか次に進まないなんてことも発生します。インターネット回線の速度は現代社会の生活において非常に大切なものだと理解できます。
今回はインターネット回線の速度の基本情報から速度が遅い場合の改善案について解説します。
インターネット回線の速度の目安
インターネットの速度の目安として4つの要素が存在します。それぞれの要素に関して解説します。
上り速度と下り速度とは
インターネット回線の速度には上り速度と下がり速度で表示される場合があります。それはデータの流れが受信なのか送信なのかを表しています。
データを送信することを上りと表し、データを受信することを下りと表します。
つまり、インターネットで調べ物をしたい、動画を視聴したい場合にはデータの受信が重要なので下り速度が重要となります。
仮にメールの送信やこちらからのデータ送信が必要な場合は上りの回線も重要となります。
通信速度の単位とは
通信速度の単位は「bps」で表されます。bpsはbits per seondの略で1秒間に何ビットのデータを転送できるかを意味しています。
つまり、数値が高い程、通信速度が速いことを意味します。ちなみにbpsはデータが大きくなるにつれて単位が変わります。
通信時間を表す応答速度とは
通信にかかる時間を応答速度と言います。その他の表現としてはping値と言われています。例えばインターネットで検索ボタンを押した後に検索結果がでるまでの時間のことを意味しています。
ping値の単位はms(ミリ秒)で表されており、数値が小さい程、速いことになります。この数値が高いと動作が開始されるまでのタイムラグがどんどん大きくなるでしょう。
オンラインゲームをする人にとっては重要な数値で、この数値が高いとラグが発生し、対戦ゲームだと致命的となります。
光回線ごとの平均速度とは
通信速度の優劣を判断するには光回線ごとの平均速度が重要です。同じ内容の回線サービスでも業者によって差が生じます。
速度の差は光回線ごとの設備の優劣もあれば、回線利用者数の違いが影響となります。要は設備が悪くて、利用者数が多いと回線速度が遅くなりやすいです。
この平均速度は回線ごとに測定しなければわからないので調査してみるのも良いでしょう。
インターネット回線速度の測定方法
インターネット回線の速度測定は以下のリンク先をクリックすることで簡単に測定できます。一度試してみましょう。
インターネット回線速度の改善方法
インターネット回線速度が悪い場合は改善することをおすすめします。改善方法をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
通信機器の設置場所を変更
通信機器の場所によってはインターネット回線の速度に影響する場合があります。例えばインターネットを利用する場所から通信機器と離れている場合、その分速度が遅くなる傾向にあります。
その場合の対策として通信機器の場所を変更する、もしくは中継器などを利用して対応するようにしましょう。
LANケーブルの見直し
インターネット回線の速度が遅い時に意外と盲点となっているのがLANケーブルです。Wi-Fi機器は最新で、通信速度が速いプロバイダの契約をしているのに通信速度が遅い場合は意外とLANケーブルに問題があることもあるでしょう。
ケーブルの種類が通信速度に合っているかの確認をしてください。例えば下記のような内容となります。(左はケーブルの規格:右は最大通信速度)
CAT8:40Gbps対応
CAT7:10Gbps対応
CAT6:1Gbps対応
Wi-Fi機器の見直し
Wi-Fi機器が高速通信に対応していない場合は、買い替えが必要です。Wi-Fiの通信規格を確認し判断しましょう。
プロバイダの見直し
契約しているプロバイダ自身の回線速度が遅い場合もあります。利用しているの赤で通信速度が遅いと感じれば他のプロバイダへ切り替えることも一つの手です。
まとめ
今回はインターネット回線の速度の基本情報から速度が遅い場合の改善案について解説しました。
インターネット回線の速度は非常に大切です。私たちの生活の中でネットを利用することが非常に多くなっているからです。
通信速度が遅いと感じた場合は、迅速に対応できるようにアクションを起こしましょう。最終的にはプロバイダを変えるなどの対応は必要になる可能性があります。
コメント